清水雅彦先生、講演のご報告

川崎市多摩市民館大会議室にて、清水雅彦さん(日本体育大学教授)を講師に、「秘密保護法は何をねらうのか?」の講演会を、地元の九条の会さんと共催で実施しました。

本題に入る前、清水先生は、自己紹介とともに、「憲法9条はかえないほうがいいと、国民の大多数はいっている。実際に声をあげることしか、今の状況を変えられない。みなさん一緒に頑張っていきましょう」と挨拶され、学生時代、明治大学雄弁部におられ、中曽根政権が国家秘密法を制定しようとしていたときに街頭活動などされていたなど、個人的な思いをお話ししてくださいました。先生の熱い思いは、80分という長い講演(先生は、大学の90分授業に比べて短い!と少々物足りなさいような感じでしたが・・・)を前にした参加者の方々の気持ちをひとつにすることができたのではないかと思います。

 

さて内容は、秘密保護法の大枠と、成立に至る経過と反対する市民やマスコミの動きについての分析、今後の流れ、そして最近話題の「集団的自衛権」について若干の説明、というものでした。

 

秘密保護法が成立してしまったことについては、市民やマスコミの反対の声や運動が出遅れてしまったこと、特にマスメディアの動きが悪いこと、憲法学者も保守化していることなどをあげられました。

しかし、運動は盛り上がり、いまだ下火になっていない。どころか、全国でいろんな動きが起きており、反対の声が強ければ、政治家は勝手なことはできないから、こうした講演会や街頭活動を続けていくことが大事、というお話でした。

 

秘密保護法の中身については、「国家を頂点とした、国民より国家が大事な体制を作りたい、国家が大事なので、国民に情報を与えない、国家に情報を集めたほうが安全なんです」ということ、「国家の安全と社会秩序優先、知る権利より国家の安全がだいじ、それが自民党の考えていること、党の改憲案」という分析をお話しされました。

 

集団的自衛権についても少し触れられましたが、「日本がやるべきことは、憲法前文にあるように、世界の貧困をなくすこと。アメリカと一緒に戦争をすることではない」と繰り返し仰っておられました。

 

(個人的には、以前、別のテーマで憲法の話を聞いたときに、講師の先生が、「憲法の前文は、結構いいことが書いてありますよ」と仰っておられたことを思いだしました。憲法第何条、とかいうと、味気ない感じですが、前文はフツウの文章なので、読みやすいし、親しみやすいですよね・・・(^_^;))

 

これからやるべきこととしては・・・秘密保護法の施行を遅らせたり、施行されても実際の運用が難しいようにする、ということでした。反対の声が強ければ、マスコミや市民団体への弾圧はできない。破防法や通信傍受法も、制定されても、反対の声が強く、そう簡単には使えないものになった、ということ。

 

しかし、集団的自衛権、武器輸出、監視国家を造ろうとしている自民党なので、秘密保護法だけの取り組みではいけない、というお話でした。

 

とりあえず、「秘密保護法の真実!」や今の社会で起きていることを、少しでも多くのひとに知ってもらう活動を続けていかねば!と思うのでした。

 

講演内容の動画は一般公開しておりませんが、当会ツイッターを拾って頂けば、少し内容がおわかりいただけるかもしれません。<m(__)m>